• 2016 Autumn and Winter issue
  • by JOURNAL STANDARD relume

「らしさ」をまとう、あのひとのスタイル

issue15 Tomo Kurihara & Pero

料理家の栗原友さんには、週に1度は一緒にランチを食べている20年来の友人がいる。それがファッションのデザインや接客業に従事する通称“ペロ”さん。ふたりは“おいしいものが好き”、“くだらないものが好き”という共通の趣味や感性でつながっている気の置けない間柄だ。 出会ったきっかけは、ペロさんが以前働いていた中目黒の飲食店に栗原さんが友人たちと一緒によく飲みに訪れていたこと。「その頃はほぼ毎日みんなで遊んでいましたね」とは栗原さん。あまりに盛り上がって、店の営業時間を過ぎても飲み続けることがよくあったという。店のスタッフだったペロさんも楽しかったというが、それが毎日のように続くとさすがに疲れてしまい「早く帰ればいいのに…って思ってました(笑)」と当時を振り返る。 その後、ペロさんが引っ越しをすると、その家が偶然にも栗原さんの実家の真隣だったことから頻繁に遊ぶように。ペロさんは「友の家で一緒にお昼ごはんを食べて、そのあと近所の喫茶店で“なにもしないことをする会”をよくやっていました」と話す。今は実家を出て夫と娘と暮らす栗原さんだが、それでもふたりの家は自転車で10分以内の距離にある。「職業柄、食材がたくさん家にあるので、“料理の試作を今日するけど、来る?”みたいな感じで、ペロをよく家に呼んでます」。昼食をとったあと、録画したお笑い番組を一緒に観て、あーだこーだ言い合いながら14時過ぎには解散するのがふたりのお約束となっている。

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食べることが好きで食べる量も同じ。一緒にランチに行くとふたりで3人前を頼むという栗原さんとペロさんが訪れたのは、お昼の横浜中華街。目的はただひとつ。おいしいものを食べるため。「辛いものが大好きなので、今日はめっちゃ辛い麻婆豆腐が食べたい。食後のデザートはエッグタルトですね」とは栗原さん。ペロさんは「私も辛めの麻婆豆腐は外せません! 入っているひき肉もおいしいんですよね。あとはシュウマイを食べたい!」と早くも臨戦態勢に。
実は栗原さんは食べることが大好きな割には、外食することが少ない。というのも、旦那さんが魚河岸で働いていることもあり、魚介類を中心に高級店でしか食べられないような食材や、それを使って栗原さんが自ら作る料理が毎日のように食卓に並ぶからだ。つまり基本的には外で食べるよりも家で食べるほうがおいしいものが食べられるというわけだ。「友の家では一般家庭では滅多に食べないものも含めてありとあらゆるおいしいものがでてきます。私は特にパスタが好きで、最近食べて絶品だったのは、ワタリガニのトマトソースパスタ。素材も味つけも完璧でしたね」。 中華街ではふたりで3軒の中華料理店をハシゴ。すべての店で必ず麻婆豆腐を注文した。栗原さんはひと口食べると「ニンニクもショウガも効いてる!」とか「ニンニクの芽が入っていておいしい!」など、ただ“おいしい!”ではなく、必ず理由をつけて感想を話してくれる。だからペロさんは勉強にもなって楽しいそう。

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3軒目の店ではスタッフも交えてランチタイムに。メニューを見ながら量が足りないか心配になり、どんどん注文する栗原さんの様子を見て「ちょっと落ち着いてー、ホントに!(笑)」と絶妙のタイミングでつっこむペロさん。「友とはお互い気兼ねなく話せるので、一緒に居て楽なんだと思う」。そう話す通り、ちょっとしたやりとりから、お互いの信頼関係が伺える。 栗原さんには、もうすぐ2歳になる娘がいる。「友がずっと子どもをほしがっていたので、産まれた時は本当に嬉しかった」と話すペロさん。いまや姪っ子のように可愛がっているそう。「娘がペロにすごくなついているので、よく遊んでもらっています。先日もお弁当を持って3人で近所の公園に遊びに行きました」。娘さんもペロさんのことが大のお気に入りだ。 娘が産まれたことで、栗原さんにもさまざまな変化が起きている。例えば、夜遊びをしなくなった。あまり酒を飲まなくなった。自分の具合が悪くても、子どものためになんとかしなきゃと思うようになった…。ぎっくり腰を発症した時は玄関まで這っていき、誰かが助けに来てくれた時のためにドアの鍵を開けたほど。娘から「大好きー」とか「ママ〜」とか言われて抱きつかれると、たまらない気持ちになるのだそう。 9月には、栗原さんが初めて自分で企画書を書いて出版社に持ち込んだ書籍の企画が実現。『クリトモの大人もおいしい離乳食』を上梓した。これも子どもができたおかげだ。「これまでの離乳食の本は和食がベースで味気ないのかな? ってずっと思っていたし、子育てしてるといちいち分量を量るのが面倒なので、そのあたりを解決した本にしました」。実際に掲載されているメニューは、ハンバーグや卵料理、パスタなど種類が豊富で、分量は“ごくわずか”など目分量で作れるようになっている。 ランチをとりながら、栗原さんの娘さんがどんなに可愛いのかで盛り上がるふたり。時間の経つのは早いもので、「呪われた被写体」と自らを称して笑いをとる愉快なペロさんとともに、栗原さんの中華料理食べ比べの時間は瞬く間に終了。エッグタルトをお土産に買って、ふたりは中華街をあとにしたのでした…。

item list

JOURNAL STANDARD relume の新作アイテムを、
お気に入りの私物と合わせてコーディネイトいただきました。

  • Item list1

    オーバーサイズのエレガントなロングコートは、肉厚で存在感たっぷり。あえてカジュアルなブルージーンズと合わせることで、こなれ感を演出できる。コートのインナーにはハイゲージのVネックニットを合わせて、すっきりとした印象にまとめている。

    • matin de mai

      シャギーロングコート

      ¥76,000+(tax)
    • JOURNAL STANDARD relume

      Washable Wool
      "SAFIELLA" V Neck

      ¥6,500+(tax)
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  • Item List2

    前面にファーをあしらったオリーブカラーの個性的なコートは、今のトレンドを巧みに取り入れた一着。ウォッシュがかったデニムパンツをロールアップして合わせることで、ファッショナブルでありながら、リラックス感も感じられるコーディネートになっている。

    • AVA ADORE

      JASMINE
      FUR MILITARY LONG COAT

      ¥170,000+(tax)
  • Item List3

    肩の落ちたオーバーサイズのコートは、今、流行りのシルエット感で人気。ボトムスにはテーパードの効いたパンツをチョイス。コーディネートではどこか細く見える部分を作ると全体的にスラッと見える。コートに存在感がある分、インナーはシンプルにまとめたい。

    • JOURNAL STANDARD relume

      VICTORIAN LAMBS WOOL
      シャルム OVER SIZE COAT

      ¥26,000+(tax)
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    • JOURNAL STANDARD relume

      Washable Wool
      "SAFIELLA" Bottle Neck

      ¥7,000+(tax)
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  • Item List4

    ベージュのニットの上に個性的なジャケットを着て、さらにオーバーサイズ気味のMA-1を合わせたコーディネート。レイヤードによって丈の短いMA-1ではカバーできない腰回りの防寒性がアップ。着こなしにも幅や深みが生まれている。

    • JOURNAL STANDARD relume

      OVER-SIZE MA-1

      ¥18,000+(tax)
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    • BROCHU WALKER

      BLYTHE PULL OVER

      ¥45,000+(tax)
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※その他本人私物。

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武宏 & 遠藤亜美

次回は、知る人ぞ知る隠れ家バーのオーナーとして、新宿界隈に2店舗を構える武宏さんと、オープン以来、武さんとともに店を切り盛りする遠藤亜美さんが登場します。公開は12月上旬の予定です。お楽しみに。

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