• 2016 Spring and Summer issue
  • by JOURNAL STANDARD relume

「らしさ」をまとう、あのひとのスタイル

issue09 Soichi Nishikiori & Naomi

房総半島にある東京湾に面した街のひとつが千葉県富津市。アクアラインを車で走りたどり着いたこの街には、都会で暮らす人たちの郷愁を誘う鄙びた光景が広がっていた。南房総国定公園に指定されている新舞子海岸を目の前にした絶好のロケーションに「錦海亭」はある。この民宿を営むのは、錦織宗一さん、直美さん夫妻。今回、直美さんがこのウェブサイトを見て、一般公募へ応募いただいたことがキッカケとなり、ご出演が決定した。
もともと宗一さんは実家がこちらの民宿で、両親から引き継ぐと、自分たちなりに改修しながら、時間をかけて理想の空間を作り上げてきた。そして、今ではテレビドラマの収録や雑誌のグラビアページの撮影などにも使われる、知る人ぞ知るとっておきの場所になった。 宗一さんと直美さんが出会ったのは、今からおよそ15年前。共通の友人に誘われて、直美さんがこの民宿に遊びに来たことがきっかけだ。海のない埼玉県出身の直美さんは、初めて訪れた時に波打ち際まで25歩のロケーションに感動。宗一さんとおつきあいが始まると、結婚を機にこの家で彼の両親と一緒に暮らすことに。結婚生活は今年で11年目になる。 民宿 錦海亭/〒293-0056 千葉県富津市八幡158 
TEL 0439-66-0445

  • Soichi Nishikiori & Naomi
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宗一さんは大学を卒業後、すぐに民宿を継いだわけではない。植木屋でアルバイトをしながら資金を貯めるとバックパッカーとして世界をめぐる旅に出る。そこでさまざまな経験を積むと帰国後は実家に戻り、民宿の経営に携わりながら、デパートやホテルのディスプレイをつくる仕事をこなしてきた。そして、その手腕を生かし、現在およそ築35年にもなる民宿の建物を、時に仲間の手を借りながら自ら改装してきた。「ダイニングの天井を抜いて高さを確保したり、小上がりをなくしたりしています。外にはテラスを増築しました。その際、参考にしたのは旅先で見たタイのリゾート。近所の浜辺で拾い集めた流木で屋根をつくったり、貝殻を柱に装飾するなど、より海辺らしい雰囲気に仕上がったと思います」とは宗一さん。海水浴客がメインとなる民宿のため、繁忙期は7月中旬から8月のお盆過ぎくらいまで。シーズンになるとふたりは民宿の仕事に1日中追われることになる。掃除や接客、調理、配膳などやることは尽きず、大忙し。それ以外の時期は時間に余裕があるので、民宿の経営だけでなく、宗一さんはディスプレイの仕事、直美さんは縫製の仕事を兼務する。結婚後の生活について宗一さんは「日常的に話し相手がいることが大きいですね。男女でモノの見方も違いますし、妻の意見を聞いて、そういう考え方もあるのかと気づかされることも多いんです」と話す。自分よりも直美さんのほうがセンスが良いと認め、今では民宿の改修作業から自身の洋服選びにいたるまで、その最終的な判断は直美さんに委ねている。「独身の時は、自分のセンスに自信がありましたが、結婚してからは妻には敵わないと思い、任せるようになりました」とは宗一さん。一方、直美さんも、夫である宗一さんをリスペクトする。「彼は自分をしっかり持っていて時代に流されない人。インターネットでさえも特に必要がないと言って使わないんです。最近、農的な生活を送る人が増えていますが、うちは以前からずっとそれに近い暮らしをしてきました。今思えば、時代を先取りしていたのかもしれません」

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プライベートでも仕事でもインターネットは使わない宗一さん。錦海亭のホームページも設けていない。その理由について「僕が世界を旅した頃は、まだインターネットがない時代でした。ガイドブックの情報を頼りに、行くかどうか迷いながらもとりあえずさまざまな場所に足を運んでみたところ、そこが想像以上に良かった経験のほうが多かった。今は事前にいろいろな情報を知ることができる分、勝手に期待をふくらませて無駄にがっかりしたり、本来であれば100感動できることであっても、それが50くらいしか感動できなくなってしまっています。だからこそ、うちの民宿はあえて宣伝をしていません。たまたま見つけてくれた人が感じることを大切にしたいんです」 錦織夫妻は子宝にも恵まれ、今では10歳の音主太(ねすた)くん、今年5歳になる浬太(りた)くんが、日々の暮らしに癒しを与えてくれる。ちなみにふたりの名前は、宗一さんが好きなレゲエのミュージシャン、ボブ・マーリーにちなんでつけられた。 今後について、まずはテラスにお風呂をつくりたいと話す宗一さん。「目前の大海原だけでなく、天気が良ければ遠くに富士山も見えるので、最高にリラックスした時間を過ごせるはずです」。さらには近くの山に洞窟を掘って、そこを宿泊施設にしたいとも。「自分がアナログ人間なので、岩穴をひっくり返して、穴ロック(※岩)という名前をつけたいと思っています。ここでデジタル漬けの生活から少し距離を置いて、ゆっくりしてもらえたら」。これまでも、そしてこれからも。流行にとらわれることなく、やりたいことを自分たちのペースで実現しながら自然体で暮らしていくのが、錦織ファミリー“らしさ”なのである。

item list

JOURNAL STANDARD relume の新作アイテムを、
お気に入りの私物と合わせてコーディネイトいただきました。

  • ¥46,000 (+tax) CHESTER COAT

    白いキャップと白ベースのボーダーTシャツを合わせた、夏らしい爽やかコーデ。Tシャツのボーダーの色とショートパンツの色を同系色でまとめることで、すっきりとした着こなしに。足元を白スニーカーにすれば、街でも似合う雰囲気となる。

    • JOURNAL STANDARD relume

      USAフラッグキャップ

      ¥7,500+(tax)
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    • JOURNAL STANDARD relume

      32/2 ネイビーボーダーTシャツ

      ¥5,000+(tax)
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  • Item List2

    リネンのロンパースは、アイテム自体の個性が強いため、ヘビーウェイトな白Tシャツを合わせてシンプルに着こなしている。リネン素材は見た目も着心地も涼しく夏場にピッタリ。少し厚底のサンダルはこの夏のトレンドアイテムのひとつ。

    • JOURNAL STANDARD relume

      メンフィスコットン
      カッティングTシャツ

      ¥6,500+(tax)※MEN'SのSサイズを着用いただきました。
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    • JOURNAL STANDARD relume

      フランダースリネンロンパース

      ¥16,000+(tax)
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    • PLAKTON

      2ストラップサンダル

      ¥10,000+(tax)
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  • Item List2

    Tシャツのグラフィックに合わせてグリーンのシャツをチョイス。ややタイトめなパンツは裾をまくることでスタイリッシュな印象に。アースカラーでまとめたナチュラルなコーデだが、白いキャップを合わせることで都会的な雰囲気を演出。

    • JOURNAL STANDARD relume

      USAフラッグキャップ

      ¥7,500+(tax)
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    • JOURNAL STANDARD relume

      リネンデラヴェワークシャツ

      ¥8,000+(tax)
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    • JOURNAL STANDARD relume

      ストレッチライトウエポン
      アンクルカットパンツ

      ¥8,000+(tax)
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  • Item List2

    リネン素材のフリーサイズのシャツを、ダウンショルダーで着崩すのが今の気分。ラフに袖まくりして着ることでこなれた雰囲気を演出できる。ホワイトのパンツは、コーディネートに馴染みやすい色合い。使い勝手の良いアイテムだ。

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      リネンパターン
      ビッグスキッパーシャツ

      ¥9,000+(tax)
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    • JOURNAL STANDARD relume

      RE-コットン×フランダースリネン
      オックスパンツ

      ¥8,000+(tax)
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    • JOURNAL STANDARD relume

      ショッピングトートバッグ

      ¥1,500+(tax)
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    • PLAKTON

      2ストラップサンダル

      ¥10,000+(tax)
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※その他本人私物。

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